高校生の娘が、自転車の後輪がパンクした~、と言ってきました。
こんな時こそ、父親らしさの見せどころです笑
チャチャッとやっちゃうぞ!!
と思いましたが、修理セットがどこへやら・・・
仕方がないのでホームセンターで買ってきました。
「パンクの友」。 800円ぐらい。
なかなかのネーミングセンスですね笑
それはそれとして
自転車屋さんでパンク修理してもらったら1回の修理で800円ぐらいしますよね。
しかし、今回購入した、パンク修理セットで7回はパンク修理できますから、とってもお得。
「タイヤレバー」と「ゴムのり」あと「サンドペーパー」があれば、パッチだけ買えばいいので1回のパンク修理代は30円ぐらい。
800円かかる修理が、自分でやれば、たったの30円。
浮いたお金で近所のラーメン屋さんで美味しいラーメン食べることができます笑
これは自分で修理しない手はありません。
もし、この記事をご覧のあなたが、まだ自分で自転車のパンク修理をしたことがないなら、是非、この機会にチャレンジしてみませんか?
って、そんな都合よくパンクしたりはしませんよね笑
自転車パンク修理セットの内容はこんな感じ。
パッチ各種7枚、サンドペーパー、虫ゴム、ゴムのり、タイヤレバー、パンク修理マニュアル。
修理マニュアルに従って、そのまま作業していけば良いだけです。
パンク修理セット以外で、自分で用意するものはスパナ、洗面器、雑巾、ぐらいでしょうか。
あとは軍手、サインペン(白)、ビードワックスがあれば、より作業がしやすいでしょう。
ということで、やっていきましょう。
まずは虫ゴムのチェック。
パンクだと思っても、実際はそうではなくて、虫ゴムが劣化しているだけのこともあるんですね。
バルブのキャップを外します。
説明書によるとバルブの先に石鹸水をつけてブクブクしたら虫ゴムが傷んでいる可能性があるということです。
でも、これってツバでいいんですよ。ツバで。
ツバで入り口に膜を貼らせて、膜が膨らんで割れたら、そこから空気が漏れてるってこと。
今回の娘の自転車の場合は虫ゴムの傷みではないようです。
一応、虫ゴムの状態を確認してみましょう。
安心してください。大丈夫です!!
ということで、パンク決定。
チューブの状態を調べます。
チューブを外すためには、リムナットを外さなければなりません。
用意したスパナはこのリムナットを外す時に使うものです。
自転車専用のスパナは、一本で自転車に使用されているほとんどのナットに対応しています。
パンク以外の自転車の修理だったり、ちょっとしたカスタマイズをしたいと思ってる方は、手もとにあると便利だと思います。
私も持っているので、使おうと思ったのですが、修理セットと一緒に行方不明中です(´;ω;`)
外したプランジャーやナット等は無くならないように一箇所にまとめておきます。
タイヤレバーをタイヤの脇から差し込みます。
タイヤレバーは金属製のもありますが、慣れないうちは、チューブを傷める可能性が少ないプラスチック製がいいですよね。
テコの原理っぽく、タイヤをリムから外します。
タイヤレバーのフックをスポークに引っ掛けます。
続いて二本目のタイヤレバーで、先ほどの一本目のレバーから15センチほど離れた位置で、同じ要領でタイヤをリムから外します。
続いて1本目のタイヤレバーを外し、さらに2本目のタイヤレバーから15センチ離して、同様にします。
ある程度外れたら、タイヤレバーをリムに沿ってスーッと移動させれば一気にタイヤを外すことができます。
説明書によると、バルブの反対側からチューブを引き出すと楽に取れるそうです。
私は天邪鬼なので、バルブのところから外しました笑
外したチューブにプランジャーと袋ナットを装着し、空気を入れます。
水中にチューブをつけてどこから空気が漏れているかを調べるためです。
洗面器にためた水にチューブをつけます。
おぉ、バルブから約5センチぐらいのところから空気が盛大に漏れていますね。
パンクの具合によっては、本当にすこ~しずつしか空気が漏れない場合もあります。
写真では分かりませんが、チューブに縦に亀裂が入り、その真ん中あたりに穴が開いていました。
チューブの劣化によるパンクでしょうか?
もしかすると、チューブごと変えたほうが良いのかもしれません。
とりあえずはパッチをあてがって様子を見てみます。
ここで、穴の開いた場所に白の油性サインペン等でしるしをしていると後の作業がスムーズにいきます。
今回は穴が開いている場所がしるしをつけなくても特定しやすいので、省略します。
チューブから完全に空気を抜き、パッチをはる範囲よりちょっと広い範囲を軽くサンドペーパで磨きます。
穴が開いている亀裂の部分の下にも、別に亀裂が入っていたので、そこも含めてパッチを当てようと思います。
ゴムのりを付けて、2~3分乾かします。
天気によっては、もう少し長い時間乾かしたほうがよいかもしれませんね。
パッチについてる銀紙を剥がします。
この時、反対側の透明のビニルはまだ剥がしてはダメです。
先ほどのりを塗った部分にパッチをペタっと貼り付けます。
パッチをタイヤレバー等で全体的にコスコスと押さえつけます。
ちゃんとパッチがキレイにチューブに張り付いたのを確認し、
ビニルをペロペロっと剥がします。
これ、ちょっとだけ快感です^_^
完成!!
念の為に、もう一度、水中につけて空気が漏れていないかどうかチェックしておきましょう。
大丈夫でしたら、チューブをタイヤに戻します。
バルブをリムナットで軽く固定してから、チューブを戻したほうが良いでしょう。
タイヤをリムにはめる際、最後のほうは素手では難しいので、タイヤレバー等で押し込んでください。
その際は、タイヤの端の部分ではなく(写真では端っこにレバーがあたっているように見えますが)、そのちょっと上の部分、ちょうど溝が入っている部分にレバーの先をあてて押しこむようにしたほうが入りやすいかもしれません。
ま、これは実際にやってみて、自分なりのコツを掴むしかありません。
この作業をビードワックスを使用してやれば、スムーズに行くそうです。
私は使ったことがないので、そこらへんはレポートできませんが。
しかし、一連の作業で一番やりにくい部分がここかもしれないので、あったら、あったほうが良いのでしょう。
ま、なくてもちょっと苦労するだけで、これも慣れればなんてことありません。
ということで、無事、娘の自転車のパンク修理は終了。
今回、パンク修理にかかった時間は20分程でしょうか?
写真を撮ったりしてなかったら、たぶん15分以内でできると思います。
半年に1回あるかないかのパンク修理ですが、回を重ねるごとにそれなりに慣れてきました。
あ、言い忘れてましたが、これまでの作業は後輪は自転車に着けたままの作業です。
初めてパンク修理を一人でした時はわざわざタイヤを自転車本体から外してました。
パンク修理が終わるまでに、2時間ぐらいかかったんじゃないかな笑
そんな不器用な私でも、慣れれば、自転車のパンク修理はとっても簡単。
結構な節約にもなります。
娘にも良いところを見せられます(たぶん)。
父親やってるね、という自己満足感に浸れます。
一石三鳥ですね笑
是非、あなたも自転車のパンク修理、チャレンジして見てください。
*あくまでも、これはママチャリ等の普通の自転車であることお断りしておきます。