同じ仕事をしてても、すごく時間がかかる人と、ささっと済ませる人といますよね?
時間をかけて良い仕事ができていればいいのですが、実際はそうでもなかったりすることもあります。
むしろ、さっと仕事を済ませた人の方が良い仕事をしていたりして。
芸術作品ならいざ知らず、普段の生活では、短時間で済ませられることは、短時間で効率よく済ませたいものです。
限りある人生。一分一秒たりとも無駄にしたくありません。
とはいえ、あくせく仕事をするとか、生き急ぐとか、そんなことが仕事の効率化、人生の生産性を上げることではありません。
むしろ、様々な面で「効率」を意識して生きる時に「余裕」が出てくるのです。
逆に「効率」に無関心だと、人生が後半になればなるほど「余裕」がなくなってしまうものです。
人生の後半に「余裕」のある人生を送るためにも今のうちに「効率」についてじっくりと考えてみることはとても大切なことです。
1.効率を意識する
最初から、何を当たり前のことを?と思われるかもしれません。
でも、考えてみてください。
効率の悪い人って、そもそも「効率」について無関心ですよね?
効率を上げようなんて全然思ってない(笑)
当然のことながら、効率は上がらない。
もちろん、あなたはそんな人ではないでしょう。
そんな人が、この記事に辿り着くなどありえませんからね。
「効率」に関心があるからこそ、この記事に辿り着いたわけです。
しかし、それでもなお、常に「もっと効率化できるのでは?」と考えることは大切なことです。
もう、これで最大限に効率化したと思ってしまったら、それ以上の効率化は望めなくなるからです。
しかし、常に「効率」を意識することで、あなたは普通の人が10年かかるところを5年で、いや1年で、成し遂げることができるようになるかもしれません。
それは人の10倍も人生を楽しむことになるのではないでしょうか?
2.仕事道具を大切にする
これは以前機械工をしていた知人から聞いた話ですが、同僚に常に仕事道具をピカピカに磨いている人がいたそうです。
暇さえあれば道具を磨いていたので、仕事をしているよりも、道具のメンテナンスをしている時間のほうが長いのでは?と訝しく思うほど。
彼のツールボックスを開けるとまるで新品のように綺麗な道具が整然と並んでいて、この人仕事してないんじゃないか?とさえ思ったそうです。
しかし、その人、いざ仕事となると実にテキパキと効率よく仕事をこなすので、周囲は驚いていたというんですね。
仕事道具の手入れは行き届いていますか?
あなたのデスク周りはどうですか?綺麗に片付いていますか?
掃除や整理整頓は仕事に直接つながらないように思われるかもしれません。
しかし、掃除や整理整頓の習慣は、仕事の効率化と深く結びついています。
ただ、それは実際に仕事道具を大切にしたり、掃除をしたり、整理整頓しなければ分からないことです。
あなたの仕事道具は何ですか?まずは、それを大切に扱うことから、始めてみましょう。
3.即、実行の習慣
知人にベテランの牧師さんがいます。次々に新たな教会を開拓することで巷では有名な方です。若い頃、その方の開拓宣教のお手伝いをしたことがあるのですが、そこでは色々なことを学ばされました。
特にその牧師の行動の早さには驚かされていました。
何か良いアイデアを思いつくと、さっと実行に移されるのです。逡巡してる時間などほとんどありません。
とにかく次から次へとアイデアを実行に移され、そのサイクルがあまりにも早すぎて、牧師は朝と昼と夜とで言うことが全然違う(笑)と信徒に皮肉を言われるほど。
一貫性がない言う人もいましたが、当の本人はそんなこと意に介せず、とにかく良いと思ったものはどんどんと取り入れていました。
もちろん、アイデアだけでなく、他のことも、たとえば電話をしたり、手紙を書いたり、原稿を書いたり、などなど、全てのことにおいて、すぐに取りかかる方でした。
あまり色々と考えず、とりあえず、やってみる。
そのような姿勢も効率化のためには大事だと思います。
物事を先延ばしにしていいことはほとんどありません。
それは、あなたもこれまでの経験から体験済みですよね。
4.ゴールを見定める
私の祖父は大企業の重役を勤め上げた人でしたが、カワイイ孫からの電話でも(当時小学生)少しでも要領の悪い話し方をすると
「結論はなんだ‼︎」
と不機嫌になる人でした。笑
話し方の要領を得ない人が、仕事ができない人というわけではありませんが、どんなことでも、ゴール(結論)が明確でないと無駄が出ますよね。
もちろん、普段の会話や趣味などで効率を求める必要はないかもしれません。
しかし、仕事における会議や作業などの効率化はそのまま生産性に直結します。
また人生の目標を明確にすることも、人生の効率化、すなわち、人生の生産性を上げることにつながります。
目標を明確化することで、必要なものと、そうでないものとが浮き彫りになります。そして、不必要なもの捨てるのです。それができなければ、効率化は望めません。
5.リスト化する
若い頃、運送屋の倉庫でバイトをしていたことがあるのですが
やらないといけない事が多すぎて、何をしていいかわからん:(;゙゚’ω゚’):
と、右往左往しているあるドライバーさんの姿を今でも印象深く覚えています。
忙しすぎると、かえって何もできなくなることもあるんですね。
人間である以上、基本的には、一度に一つずつしの仕事しか片付けることはできません。
仕事が少ないうちは、別にリスト化しなくても、それなりに仕事をこなすことができるでしょう。
しかし、仕事が多くなればなるほど、リスト化しなければ、何をしていいか分からなくなってしまうでしょう。
しかし、リスト化し、優先順位をつけて、一つ一つ仕事を片付けて行けば、さほど混乱するほどでもなかったと思えるはずです。
後記
と、ここまで偉そうに書いてきましたが、私自身、まだまだ生産性の高い人生とは言えません。
特に上に挙げた「即実行」と「仕事道具を大切にする」という点においえは自分で書きながら、反省点が多々あるなと思ってしまいました。
まだまだ「効率化」の余地がたくさんあるようです。
本当に大切なことを見分けて、本当に大切なことだけに時間を費やして、より豊かな人生を満喫したいものですね。