カトリックとプロテスタントの違い。パッと見で分かる3つの簡単な見分け方。

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「キリスト教」と、ひとくちに言っても、実はイロイロある。

大きくはカトリックプロテスタント、そして、オーソドックス(正教会)の三つだ。

しかし、オーソドックス(日本ハリストス正教会)は、日本では少数派であるキリスト教徒の中でも、さらに少数派。

とうことで、クリスチャンと言えば、ほとんどがカトリック、もしくは、プロテスタントになる。

しかし、クリスチャンでない人で、カトリックとプロテスタントの違いについてはっきりと知っている人は、たぶん、少ない。

プロテスタントはさらに、イロイロと教派に別れるのだが、エホバの証人モルモン教統一協会(現:統一家庭連合)までも「正統的キリスト教」だと思っている人も少なくない。

ということで、クリスチャンでない方に、少しでも正確にキリスト教のことを知っていただくために、今回はカトリックとプロテスタントの手っ取り早い見分け方を紹介したい。

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1.聖職者の呼称

聖職者の呼称はカトリックとプロテスタントでは違う。

神父(しんぷ)」というのがカトリック。

牧師(ぼくし)」というのがプロテスタントである。

ただ、カトリックの場合の「神父」は敬称ではあるが、正式な役職名ではない。

正式な役職名は「司祭(しさい)」。

その上に「司教」等の役職があるが、神父と言えば、それは「司祭」のことだ。

ちなみに、神父(司祭)は独身制。牧師は妻帯が許される。

そもそも、聖書の教えの中には聖職者が独身でなければならないという教えはない。

カトリックの独身制はあくまでも、カトリックの教えである。

2.十字を切るか切らないか

私がクリスチャンであることを告げると、ああ、これですね、と胸の前で十字を切る人がたまにいる。

その時、私は、ちょっと意地悪かもしれないが

「違います」

と答える。

なぜなら、私はプロテスタントのクリスチャン。

十字を切る作法はないからだ。

だから、十字を切るのはカトリック信者だと思っていいい。(*正教会も十字を切るが少しだけ十字の切り方がカトリックとは異なる)

3.会堂の十字架にイエスの像が架かっているか、架かっていないか

キリスト教会の会堂に入ると、多くの場合、その正面に十字架が掲げているはずである。

その十字架にイエス・キリストの像が架かっていたら、それはカトリックの教会。

イエス・キリストの像が架かっていなかったら、プロテスタント教会と思ってほぼ間違いない。

なぜ、そのような違いがあるかというとプロテスタントは聖書の「神の像を造ってはならない」という教えを厳格に捉えるからである。

ゆえに、プロテスタント教会にはマリヤ像は始めとして聖人の像などもいっさい置かれない。

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その他の違い

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パッと見での違いは上の三つが代表的であると思う。

もちろん、その他にもカトリックとプロテスタントの違いは多々ある。

そのいくつかを挙げたい。

洗礼名のあるなし

洗礼」とは簡単に言えば「教会」への入会の儀式のようなものである。

バプテスマ」と言ったりもするが、入信する人を水にざぶんと浸したりする仕方もあれば、頭に水をかけたりする仕方もある。

その際に、教会で聖人として認められた人の名前や、天使の名前をもらうのだ。

それが「洗礼名」だ。「クリスチャンネーム」と言うこともある。

洗礼名が与えられると「ガブリエルあべまきと」みたいな感じになる(ミドルネーム式の表記ではない)。

で、もし、私が洗礼名を持っていたら、私はほぼほぼカトリック信者ということになる。

ただ、私はプロテスタント教会なので、洗礼名なるものはついてない。

ちなみに「ガブリエル」はマリヤに、その胎にキリストが宿ったことを告げた天使だ。

ただ、プロテスタントでも、ごく少数ではあるが「洗礼名」を授ける教会はある。

その一つが「聖公会(せいこうかい)」。

伝統的なプロテスタント教会である。

しかし、他のプロテスタント教会で洗礼時に「洗礼名」が与えられる教会は、私の今までの印象では、新興のカルト的キリスト教会に見受けられる。

ともかく

ほとんどのプロテスタント教会は「洗礼名」はないので「洗礼名」に憧れる人はカトリック教会に行かれたほうが良いだろう(もしくは聖公会)。

まあ、そんな動機でキリスト教に入信するものいかがなものかと思うが、時々、そんな方もおられるのだ。

聖職位階制(せいしょくいかいせい)のあるなし

カトリックには教皇(法王)を頂点とした聖職者位階制(ヒエラルキー)があるが、プロテスタントにはそのようなものはない。

であるから、プロテスタントの信者は教皇に対して、カトリックの方々のような特別の敬意の念は抱いていない。

最終的権威の違い

プロテスタント教会における最終的な権威は「聖書」のみである。

しかし、カトリックの場合は「聖書」だけでなく「教会の伝統」だったり「教皇」だったりが、「聖書」と同等の、あるいはそれ以上の権威を持っている。

結果として「聖書」の教えにはない、独特の「教え」がカトリック内に存在する

時にはそれが聖書の教えと相反することもあり、特にそれが酷かった時代(16世紀)に「カトリック」に「プロテスト(反抗)」して生まれたのが「プロテスタント」の起源なのだ。

まとめ

以上、ごくごく簡単にカトリックとプロテスタントの違いについて書かせてもらった。

現在のカトリックとプロテスタントは互いの違いに目を留めるのではなく、共通点に目を留めて歩み寄ろうという方向性になっている。

その中でも最も大事な共通点、それは、イエスがキリスト(救い主)であり、イエスをとおして、私たちは創造主なる神のもとに帰ることができる、という根本的な点であることを、最後に申しておく。

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