イースターの意味と起源は?いつから、日本で流行りはじめたの?

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日本でも「イースター」という言葉を普通に聞くようになった。

「クリスマス」のように「イースター」を祝う人がいるかどうかは疑問だが、

「ハロウィン」と同じく、日本にも少しずつではあるが定着しつつある感はある。

マイボイスコム株式会社が2017年5月1日~5日に実施したインターネット調査(10,955件)ではイースターの認知度は約8割とのこと。

しかし、それはあくまでもイースターという祭りがあることを知っているというだけであり、その意味や起源に関して知っている人は2割程度のようだ。

「イースター」は「クリスマス」以前から教会で祝われてきた祭り(※ハロウィンはキリスト教の祭りではない)。

キリスト教会においては、ある意味「クリスマス」よりも重要な意味がある。

ちなみに「クリスマス」は「イエス・キリストの生誕を記念する日」(注※誕生日ではない)だが、

それよりも重要な意味を持つ「イースター」とは一体何を祝うお祭りなのだろうか?

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イエスの復活を祝う祭り

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イースター、それは「イエス・キリストの『復活』を祝う」祭り。

今から約2000年前、イエス・キリストは十字架刑に処せられて死んだ。

当時のユダヤ人指導者の陰謀により死に追いやられたとされる。

指導者層はイエスの「教え」がユダヤ教社会における自分たちの地位を脅かすと思ったらしい。

しかし、イエスは十字架の死から三日後に「復活」した。

それだけでなく、40日間を地上で過ごされ、その後、弟子達の見ている前で天に昇られたと「福音書」は伝える。

しかも、キリストの十字架と復活は「旧約聖書」に様々な形で預言(暗示)されていたことも明らかにされる。

実にそのためにこそイエスは地上に来られたというのだ。

「十字架」こそ、人類をその罪から贖い(救い)、創造主なる神との間に和解をもたらすための「業」である。

「復活」こそ、イエスが「救世主(キリスト、メシヤ)」であることの「証」である。

そのことを信じる人々がキリスト教徒(クリスチャン)と呼ばれるようになった。

敬虔なクリスチャンは自分たちもイエスと同じ(栄光のからだへの)「復活」に預かることを信じている。

ということで、イエスの「復活」はキリスト教の教えの核なのだ。

だからこそ、使徒パウロは次のような言葉を残している。

ところで、キリストは死者の中から復活された、と宣べ伝えているのなら、どうして、あなたがたの中に、死者の復活はない、と言っている人がいるのですか。もし、死者の復活がないのなら、キリストも復活されなかったでしょう。そして、キリストが復活されなかったのなら、私たちの宣教は実質のないものになり、あなたがたの信仰も実質のないものになるのです。(新約聖書:コリント人への手紙 第一15章12~14節)

ということで、イースターがキリスト教において、非常に重要な意味を持つ「祭り」であることが、理解いただけたかと思う。

イースターはいつ祝うのか?

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イースターは「春分の日を過ぎて最初の満月直後の日曜日」と定められている。

つまり、クリスマスのように「12月25日」がクリスマス、というように定められているわけではない。

「移動祝日」と呼ばれる、毎年、祝う月日が異なる「祭り」なのだ。

(※これは325年のニカイア公会議で定められた。東方正教会の流れを組む教会ではイースターを祝う日が異なる)

2017年は、春分の日が3月20日(月)で、それから最初の満月が4月11日(火)となる。

ということで4月16日の日曜日が「イースター(復活祭)」となる。

とはいうものの、実は「日曜日」そのものが、「イエスの復活を記念する日」として礼拝が捧げられるようになっているので、クリスチャンは毎週の礼拝で「イエスの復活」をお祝いしているとも言える。

イースターの名の由来

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古代ゲルマン民族(チュートン族)の春の女神「Estere」あるいは「Estera」に由来すると言われている。

彼らは毎年4月に女神にいけにえをささげていた。

もしかすると「クリスマス」と同じく、異教の祭りが、キリスト教が浸透する中で「キリストの復活」を祝う日として取って代わられたのかもしれない。

いつから日本でイースターが祝われるようになったのか?

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つい最近まで「イースター」という祭りは日本人に馴染みがなかった。

テレビで「モアイ像」が紹介されたりする時に、その所在地として「イースタ島」も出てくるので、その時に「イースター」という名を耳にするぐらいではなかったろうか?

(※ちなみに、イースター島という名前は、ヨーロッパ人が初めてその島を発見したのが、イースターの夜だったので、イースター島と呼ばれるようになった。)

それが日本でもおなじみになりつつあるのは何がキッカケだったのか?

実は、ディズニーランドがそのキッカケを作ったとされる。

2010年にディズニー・ランドで「ディズニー・イースターワンダーランド」というイベントが初めて開催されたのだ。

おそらく、それが日本におけるクリスチャンでない人に向けられた大々的なイースターイベントであったろうと思われる。

今現在「ディズニー・イースターワンダーランド」はその名を「ディズニー・イースター」と改めて、毎年春季(4~6月)の恒例イベントとして、多くの人々に楽しまれているようだ。

(※ちょうど、この記事を書いている日が、ディズニー・イースターの初日らしい)

まとめ

「イースター」が「クリスマス」のような国民的イベントとして日本に浸透するかどうかは分からない。

「クリスマス」と同じく「イースター」の意味や起源等が分からなくても、それが経済の活性化につながり日本を潤すならば、それはそれで良いかもしれない。

しかし、クリスチャンである筆者としては、もし祝うならば、是非、キリスト教的、意味や意義を念頭におきつつ祝っていただければ、なお嬉しい。

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