ノロウイルスとロタウイルスの違いについて調べてみた。

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ノロウイルス(出典:Wikipedia)

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ロタウイルス(出典:Wikipedia)

先日、ロタウイルスが流行しているとのニュースを見た。

ロタ?・・・ノロじゃないんだ。

ノロウイルスはよく聞くけど、ロタのほうはあまり聞かないような気がする。

「ノロ」に「ロタ」。

なんだか、しりとりみたいだ。

どちらも、感染すると、いわゆる「嘔吐下痢」と呼ばれる症状をもたらすウイルスである。

しかし、その両者にどんな違いがあるかはきちんと把握していない。

妻や娘にその違いについて聞かれた時に、サラッと答えられたら株があがるかも。

そんな不純な動機でロタとノロの違いについて調べてみた。

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流行する時期の違い

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ノロウイルス:11月~1月

ロタウイスル:2月~4月

ノロウイルスは「(秋から初冬)」、ロタウイルスは「(晩冬から春)」に流行する。

以前はロタウイルスも秋から冬にかけて流行していたので「冬季下痢症」とも呼ばれるが、今はその時期が「春」にずれこんでいるとのことらしい。

ロタウイルスが、なぜ「春」に流行するのか、その原因は定かではないが(調査不足かもしれない)ノロウイルスが11月~1月に時期に流行する原因は比較的はっきりしている。

その時期、ある食べ物が旬を迎えることが、流行の要因になっているらしいのだ。

その食べ物とは・・・

牡蠣だ!!

料理, 貝, 牡蠣

二枚貝などは下水から海に流れ込むノロウイルスに汚染されやすい。

しかし、きちんと火を通せば、ノロウイルスは死滅するので問題ない。

ただ、ご存知のとおり、牡蠣に関しては生食を好む人たちがいる。

そのため、必然的に牡蠣が旬となる時期にノロウイルスに感染する人が多くなってしまうというわけだ。

ノロウイルスに感染したくないなら、生牡蠣を食べることは避けたい。

私は生牡蠣に興味がないので安心だが、妻は生牡蠣が大好き。

妻は美味しいものには目がない。

リスクを犯してでも食べようとするのでとても心配だ。

感染する対象の違い

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ノロウイルス:全ての人

ロタウイルス:乳幼児(2才以下)

感染力はノロウイルス、ロタウイルスともに非常に強い。

にも関わらず、主な感染対象に違いが出るのは何故か?

それは抗体を持っているか、持っていないかの差である。

実はロタウイルスは乳幼児の時期にほぼ100%の人が感染している。

私もあなたもすでにロタウイルスに感染しているのだ。

その時に抗体ができるので、それ以降はロタウイルスに感染しても症状はほとんど出ない。

もしくは、軽い症状で済む。

一方、ノロウイルスは一度感染しても抗体ができない。

だから、何度でも感染する。

なぜ、ノロウイルスのほうが大きく取り沙汰されるかという理由はここにあるのだろう。

症状の違い

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ノロウイルス:嘔吐の症状が強い場合が多い(2~3日程度)

ロタウイルス:下痢の症状が強い場合が多い(1~2週間)

ノロウイルス、ロタウイルスともに感染すると胃腸炎を引き起こす。

主な症状が嘔吐や下痢という点は似ているが(発熱を伴うことも)、ノロウイルスの場合は嘔吐の症状が、ロタウイルスの場合は下痢の症状が強く出ることが多い。

ロタウイルスの場合は、水様便は鮮やかな黄色 からはじまり、徐々にクリーム色にさらに白色になることがある。

そのため「冬期乳児白色便性下痢症」とも呼ばれる。

また、それほど多くはないが、ロタウイルスに感染した時には、比較的軽症の段階で「けいれん」を引き起こすことも。

「熱性けいれん」は聞いたことがあるし、実際、目の当たりにしたことがある。

自分の子どもが1才ぐらいの時、高熱を出して、夜中にけいれんを起こしたのだ。

「熱性けいれん」については知っていたので、ある程度の覚悟はしていた。

しかし、実際に小さな子どもが引きつけを起こしてしまった時にはかなり動揺したのを覚えている。

ロタウイルスに感染した時の「けいれん」は、熱が伴わないことがほとんどらしい。

「熱性けいれん」については知っていても、ロタウイルス感染に伴う「非熱生けいれん」について知っている人は少ないと思う。

熱もないのに「けいれん」が起こったりすると「てんかん」かな?と心配になる。

ただ、ロタウイルス感染での「けいれん」が「てんかん」に移行することはないそうだ。

まとめ

噴水, ウォーター ジェット, ガーゴイル, 手洗器, 水, 水噴水, バート ザルツフレンに位置

ノロにしろロタにしろ、流行の時期はあるが、年中いつでも感染する可能性がある。

今は、流行の時期ではないからといって油断しないほうがよい。

最善の予防策は手洗い。

これに尽きる。

しかし、どんなに予防していても感染する時は感染する。

そうなったら、自然に治癒するまで待つしか無い。

嘔吐や下痢の症状を薬で抑えてしまうと、せっかく、体外にウイルスを排出しようとしているのを妨げることになる。

吐き気止めや下痢止めの薬は飲まないほうがよい。

ゆえに、嘔吐や下痢に伴う脱水症状には気をつけよう。

特に自分の意志を伝えることが難しい乳幼児が感染した場合は注意が必要だ。

だからといって吐き気がまだ続いている時に、水分を与えても、すぐにまた吐くというイタチごっこになる。

様子を見ながら吐き気が幾分落ち着いてから水分を与えても遅くはない。

その時に与える水分は市販の経口補水液(OS-1など)を利用するとよい。


経口補水液 オーエスワン

ノロウイルス感染では夜中に急に吐き始めることが多いので、普段から自宅に買い置きしておくといいだろう。

経口補水液は自分でも作れるので、面倒でなかったら作ればよい。

【経口補水液の材料】
水 500 ml
塩 1.5g(小さじ3/10)
砂糖20g(大さじ2と1/5)
※レモンやグレープフルーツの果汁を加えると飲みやすくなる

ただ脱水症状があまりに酷かったり、吐き気が収まらず水分が摂れない状態が長引く時は病院で点滴を受けたほうがよい。

また、自分ではなく、家族などの他の人が感染した時は吐瀉物等を扱う時には十分に気をつけよう。

必ず、使い捨ての手袋やマスクを着用したい。


ピップ プリーツガードplus ふつうサイズ 60枚入


ポリエチ手袋M 100枚入

ノロウイルスの感染力は半端ない。気をつけ過ぎることはない。

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