ベトナム人経営者のやらせ写真に協力させられ、改めて思ったこと。

釣りをしてると色んな人に声をかけられる。

先日も夕方に2〜3時間竿を出していただけで老若男女、5人に声をかけられた。

その中にアジア系の外国人と思われる2人組の男性がいた。

ひとりはおそらく二十代くらい。

もうひとりは五十代後半かと思われるやたら元気な人。

最初は私たち夫婦の釣りをしている付近で、ウロウロ。

年輩の男性が若者の男性に色んな風景を背景に自分の写真を撮らせたりしていた。

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やらせ写真なのかな?

しばらくすると、その年輩の男性がニコニコと私たちのところに来て、自分が釣りをしている写真を撮りたいからちょっと竿を持たせてくれ、という。

は?と思ったが、まあ、全然釣れてなくて暇だったし、あ、いいですよ、と受け合うと、当たり前のように私から竿を奪い、船を係留するビットに腰をかけ、それらしい格好をする。

糸の先についてるのは餌木なので、そんな格好でジッとしてても…と思ったが、釣りをしている風の写真が撮りたいだけだったようなので、何も言わなかった。

彼らが満足したぐらいで、どちらから?と尋ねるとベトナムから来たばかりとの答え。

事業を始めるために、海と山となんちゃって城下町しかない、この田舎町にやって来たとのこと。

若い男の方は、なんとなく東南アジア系の顔立ちだったので、なるほど、と思ったが、年輩の男のほうはどちらかというと中国人っぽい顔立ちだったし、っぽい推しの強さだったので、意外だった。

(そっか…あれか…華僑ってやつか…)

と無い頭から、それらしき言葉をひねり出し、ひとり納得する。

別れ際、お仕事、頑張って下さいね。

と言うと、年輩の経営者らしき男性は満面の笑みで、ありがとね、やさしーね、と私の背中をバンバン叩き、去っていかれた。

その去って行く姿を見ながら、妻が一言。

「やらせ写真?( ゚д゚)」

ま、そんな見方もできるかもね。

海鳥がキャーと鳴いた。

ハッタリとヤラセは経営者の資質?

それにしても、先頭に立って開拓していくタイプの経営者は、どこの国の人でも似たような雰囲気を持っているような気がする。

なんていうか、この世界は自分を中心に回って当然みたいな振る舞い。

けれども、そんなふるまいをしつつも、なんだか憎めない愛嬌をあわせ持つ。

で、とにかくエネルギッシュ。

どんどん周りを巻き込んで、どんどん事を進めていく…

上に立つ人はあんな感じじゃないとやってけないよねぇ。

海風を顔に感じながら、ひとりごちる。

私は私、人は人

私も上に立つ身になったことはある。

しかし、残念ながら、人に何かを教えたり、任せたり、鼓舞したりなど、リーダシップを発揮するのは苦手であることが露呈しただけ。

結局、何も結果を残せずじまい。

今は自営業者を名乗ってはいるが、実態は、ほぼほぼニート。

人には向き不向きがある。

HSPかつ双極性障害の私にしては、頑張れないなりに、頑張ったほうじゃない?

と自分を褒めてはみるが、どうもしっり来ない。笑

経験上、上に立って結果を出す人は、ある程度ハッタリを効かせられる人、場合によってはヤラセも辞さない人であることが多かった。

そうでないと、上に立って物事を推進させるのは難しいだろうな、ということは分かる。

しかし、それが分かっていても、私自身はハッタリもヤラセには嫌悪感を覚える。

もちろん、だからと言って、私のほうが道徳的で、人間性に優れてるとは微塵も思わない。

時には大事を成し遂げるためにハッタリやヤラセが必要なこともあろう。

私の場合はハッタリやヤラセが苦手なだけだ。

必要なときでも、それをすることが出来ない、臆病で不器用な人間なだけだ。

だけど、私は私、人は人。

私は臆病なりに、不器用なりに、今自分にできる事をするしかない。

これは私の人生。

人の人生ではないのだから。

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