ペットを安楽死させるための費用はどれくらいかかるのだろう。

愛犬が死んだのは3年ほど前。

死因は乳腺腫瘍(がん)。

気づくのが遅かった。

腫瘍はみるみる大きくなり、最後は苦しんで死んでいった。

死ぬ前日の夜には、全く起き上がれなくなり、頭さえ動かすこともできず、ただその潤んだ目をこちらにジッと向けていた。

その目が、今も忘れられない。

翌朝にはその目は白いもやで覆われ、その輝きは失われ、その体は硬くなっていた。

その死に様に、それまで、安楽死にあまり良い思いを抱いてなかったし、今も複雑な気持ちではあるが、安楽死をさせてあげれば良かったとの後悔の念を抱いている。

まだ、家には犬と猫が数匹いる。

若い個体だが、いつ病気になって死ぬか分からない。

積極的に安楽死を選ぶ気はないが、もしもの時は、今から覚悟はしておかねばと思っている。

安楽死にかかる費用は?

冷たく感じられるかも知れないが、安楽死において、1番気になるのは、やはり、その費用だ。

常に家計が火の車な身としては、ついつい、お金のことが気になってしまう。

ネットで調べたところ、安楽死の料金設定は動物病院の獣医師によって、まちまちらしい。

安ければ5000円から。

高ければ数万円

上限はない。

家族のように暮らしてきた愛犬や愛猫の「安楽死」。

料金が安ければいいというものではないが、複数頭の犬猫を飼っている身としては費用はかからないに越したことはない。

そんなにお金がないない言うなら、動物なんて飼うな、という意見もあろうが、うちで飼ってるのはみな保護した子たち。

それぞれ問題を抱え、里子に出せない子たち。

お金がないから、といって飼育を放棄するわけにもいかない。

ちなみに保健所に連れて行っても、そこでの殺処分は「安楽死」ではない。

ガスを使用して殺処分されるらしいが、数分の短い時間とはいえ、かなりの苦しみを味わって死ぬという。

安楽死の方法

さて、ペットの安楽死において、次に気になるのは、その方法だ。

薬剤を使用して安楽死に至らせるわけだが、最初からそのための薬剤を注入するわけではないらしい。

まずはリラックスできる薬剤を犬に注射し、それから安楽死のための薬剤をカテーテルを使用して、犬の静脈に注入。

薬剤が効いてくると、ゆっくりと、心臓が止まり、やがて、身体の全ての機能が停止する。

最後にどのようなカタチでペットを見送るかは飼い主に委ねられるらしい。

ベッドに寝かせたまま見送る、また、胸に抱いたまま見送るなど、一番飼い主が良いと思う方法を選ぶことができるとのこと。

最後に

「安楽死」は決して「安楽」ではないと、あくまでペットの安楽死に反対する人もいるようだ。

しかし、実際にペットの苦しむ姿を見た身としては、安易にそういうことは言えない。

たとえ安楽死に多少の「苦しみ」が伴っても、あの時の苦しみよりはマシだろうと思ってしまう。

犬にしろ、猫にしろ、ペットを飼うときは、その子たちは必ず「死ぬ」ということを考えて飼うことは当たり前のことである。

しかし、そんなことを考える間も無く、衝動的に飼ってしまった人もいるだろうし、私のように動物を飼う予定はなかったのに、なぜか、何匹も動物を保護してしまい、最後まで面倒を見ざるを得ない人もあろう。

キッカケはどうあれ、今すでにペットと暮らしているならば、ペットの「死」について、それ対する心構えを含めた具体的な準備をするのに早すぎることはない。

広告

フォローする