歯医者に行ってきたが、こちらの技術力も問われ、すごく疲れた件

午前中、歯医者に行って来た。

助手としてついてくれた歯科衛生士の女性はどうやら新人さん。

歯科医の指導を受けつつの処置だった。

誰であれ、新人さんの時はある。

そして、その新人さんに処置していただかなければならない人もある。

ただ、新人さんが処置してくれることに一抹の不安を覚えるのは私だけではないはず。

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新人さんとの戦い

案の定、その不安は微妙に的中した。

新人さんの手には唾液を吸いとる器具が握られているものの、歯科医の治療中、それを挿入するタイミングがよく分からないのか、器具を手に取ったり下ろしたりするものの一切唾液を吸引してくれない。

シュコーシュコーと吸引器具の音が私の耳元でむなしく響くのみ。

口内にあふれる唾液。

ある程度までいくと、本当に嫌だけど、ごくごくと自分で胃に送り込むしかない。

ただ、口を開けながら唾液を飲みこむのは案外難しく、地味に苦しい。

新人さんがひとりで歯石を除くなどの処置をしてくれる時は油断大敵。

うがいしてくださーい、と背もたれをあげてくれるのだが、目の前に持ってきてる可動式の照明器具を上げるのを忘れている。

何もしなければ、それが私の顔に正面衝突するので、私はボクサーばりにそれを右に左にヒョイっ、ヒョイっとかわさなければならない。

フロスを歯と歯の間に通す時は、力の加減が分からないのか、歯茎をグイグイ削ってくる。

痛いですね〜大丈夫ですか〜と声をかけてはくれるのだが、その手を緩める様子はまるでない。

私はスリッパの中の足の指をグーチョキ、グーチョキしながら耐えるしかなかった(パーはできない)。

結果、うがいをする度に目の前にショッキングな光景が広がる。

赤い、赤いよ、お母さん…

そして、きっとこの人はSだなと思いつつ、ぐったりとイスの背もたれに身を委ねる。

痛いなんて言わない

たぶん、目の端にはキラリと光る何かがたまっていたと思う。

しかし、私は痛いなんて言わない。

子供のころ、近所の歯医者で、治療中に痛かったら手を挙げてね〜と言われ、実際、痛かったので手を挙げたら、は〜い、痛くないよ〜とその手を押さえつけられて以来、私は痛いなんて言っても無駄だと思っている。

それはともかく、ただでさえ疲れると歯科病院が、今回はいつもの何倍も疲れてしまった。

口を開けたまま唾液を飲み込む技術、迫り来る照明を右に左によける技術、フロス責めの痛みを足の指をグーチョキしながら外に逃す技術。

イロイロと駆使したから。

今回で歯の治療が終わったのがせめてもの救い。

ホッと胸を撫で下ろすのであった。

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