買うつもりもない売家の内見に行って来たよ。

内見するだけで2000円もらえるらしいよ、あとビール券もね。

妻のそんな甘言に誘われ、5分ほど車を走らせたところにある売り出し中の中古物件を物色して来た。

物件は川に沿う県道から少し入った集落にある築25年二階建ての4LDK。

壁面はグレーを基調に地味ではあるが、水害の備えか道路より2メートルぐらい高くしてることと売出しのために懸命にリフォームした感が出ていて、少しばかり周囲から浮いていた。

裏手の駐車場はまあまあ広くて普通車でも4台ぐらいは止められそう。

そこにはすでに白いプリウスが止められていて、その横に2006年製の愛車ラパンを横付けた。

すぐに不動産屋の若い女性が出てきて玄関へと案内してくれた。

幸い?その不動産屋の女性は愛想が悪いわけでも良いわけでもなく全く商売っけがない人だったので気楽に内見することが出来た。

もしかすると、その女性は私の愛車ラパンを見て、こいつは買わねーな、と商売モードをオフにしたのかもしれないが、実際その通りなので何の文句もないし、むしろありがたい。

ちなみに今回の買うつもりのない物件は総じて好印象。

特に1階リビングの吹き抜けの開放感と、2階のBBQが出来るくらいのバルコニーのワクワク感。

この家が建てられた25年前としてはなかなかオシャレな家だったのだろうと思う。

内見にそんなに乗り気ではなかったが、まあまあ楽しかった。

しかし、1番楽しかったのは、妻が不動産屋の人と話してる時、ひとりで家の周囲を見ていたら、まるまるツヤツヤとしたニホントカゲを発見したこと。

近づくと、そのトカゲは慌てて逃げようとするも、塗り変えられたばかりの粉を吹いたようなセメンの上だったことと、自身がまるまるとしていたこともあってか、逃げる足がすべり空回りしてるのがとても可愛いかった。

あららら、そんなに慌てなくてもいいんだよ。

と、心の中で言ったつもりが、結構大きな声でワハハと口から出ていたのには自分でもビックリした。

これもおじさん化現象なのだろうか?

帰りすがら、あっ、ビール券を貰うの忘れたと妻は口惜しそうに言った。

私達夫婦はビールは飲まないので、入手したビール券はオークション行きとなっていたはず。

今回の内見で貰える2000円とともに私達の生活費になる予定だった。

どんなものでも、貰えるものはもらう。

そして、全てをお金に変えてやる!

との妻の執念はなかなかのもので、私が双極性障害でまともに働けなくても、なんとかやっていけてるのはひとえにその妻の執念のおかげである。

ネコやトカゲと戯れるだけで満足してしまう未だ夢見心地のおじさんの心からの感謝の意をここに表したい。

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